価格の決定要素は立地だけではないと感じた出来事
おはようございます。
川越・ふじみ野エリアで活動する公認会計士・税理士の榎本です。
先日の記事(以下リンク参照)で書きました家族でディズニーランドに行った際に泊ったホテルで「商売と立地」についてちょっと考えさせられることがあったので、今日はそのあたりをアウトプットして整理してみます。
立地は、商売をする上での競争力の重大な決定要素の一つ
実家が長年コンビニをしているせいか、自分自身小さいころからコンビニエンスストアをはじめとした商売に関して色々と考えることが多かったと記憶しています。
その中で、個々の店舗の競争力を決めるのは何なのかを父親とよく議論しましたが、何を差し置いても「立地」こそがまずは、商売をする上での競争力を決定づけるという結論にいつもなっていたと記憶しています。
確かに、コンビニエンスストア各社の競争力を比較する際に、商品開発力や商品の魅力、店舗展開の方法等その他にも当然要因があるでしょう。しかし、同じブランドを選択した際に、売上に差を生むとしたら、それはやはり「立地」ということになります。
今では、ネットが発達していることもあり、ネットを使った様々な戦略があり、その一つに、ネット上(オンライン)でクーポンや割引サービス情報を流して顧客獲得活動をしつつ、実店舗(オフライン)に足を運んでもらうO2O(オンライントゥーオフライン)というモノがあります。
このようなネット利用を利用した顧客獲得の方法もあるため、立地の重要性が相対的に落ちているかもしれませんが、それでも商売をする上での立地はまだ重要な競争力決定要素の一つだと個人的には思います。
立地が同じでも価格差が生まれることも
先に書いた立地が競争力を決めるのであれば、ホテルなどの価格の決定も立地がある程度影響してくるのが一般的な考え方かと思います。しかし、必ずしもそうでないということが先日の出来事で実感しました。
先日泊ったコンフォートスイート東京ベイは、東京ディズニーランドからは、車で20分程度かかる場所にあり、オフィシャルホテルや提携ホテルと比べると立地は相対的に不便な場所(といっても車で20分なので個人的には十分便利)にあるせいか、値段もかなりリーズナブル。平日であったこともありますが、1泊無料朝食付き+駐車場代込みで1万円強(一人ではなく家族みんなでこの金額です!)。しかもできたばかりなので新しい。
2年ほど前にディズニーランドを訪れたときは、このホテルがなかったため、確か提携のホテルに泊まりました。その時の値段を毎月記録している家計簿で確認してみたら、宿泊条件などほとんど同じなのに3万円強。約3倍。確かに、場所は今回のホテルよりもディズニーリゾートには近く徒歩で行ける圏内にありましたが、今回のホテルと比べると個人的には割高感を覚えます。
今回泊ったホテルのはす向かいに、オフィシャルホテルのディズニーセレブレーションホテルがあったので、興味本位で金額を調べたら、やはり金額は3倍ほどかかるようでした。
この結果を見る限り、自分の中で持っていた商売は立地が競争力を決める決定要素という考え方は、必ずしも絶対ではないのかと改めて考えさせられました。
ネットで部屋やホテルの雰囲気を見る限り、ディズニー一色で彩られていたり、夢の国がホテルの中でも再現されていることが、利用者の琴線に触れ、その対価として金銭を支払うのかなと思った次第です。
我が家では、あくまで夢の国は、現地で楽しめればいいという程度の気持ちなので、今回のようにホテルには特段こだわりませんが、世の中には宿泊も含めて夢の国の雰囲気を楽しみたいという方々が一定数いらっしゃるので、このように立地がやや離れたところでも先に記載したように値段差が生まれるのかと改めて思いました。
まとめ
商売をするにあたっては、個人的な価値観を極力排除し、世の中の需要や見込といったものをしっかり見極められる目が必要だなと、今回の一件を通じて感じました。
【子育て日記】
時々、「ママ」ではなく「ンマンッマ!」と貯めて連呼します。その意味するところは何でしょう!?ご飯かな?長男は、何だろうね?子供同士でもわからないようです。