不死身の特攻兵を読んで改めて自分で考えることの重要性を知る

こんにちは。

 

ふじみ野・川越・三芳・富士見エリアで活動する公認会計士・税理士の榎本です。

 

先日、よく聞くラジオ番組でラジオパーソナリティの方が、自分で考え行動するというテーマの中で「不死身の特攻兵」という漫画の話を紹介していました。

 

内容は、太平洋戦争中に特攻兵として何度も出撃し、生きて帰還し、終戦まで生き残った佐々木友次さんという方を主人公にしたお話でした。

 

「特攻兵」と聞くと自分は、「神風特別攻撃隊」をイメージし、一度飛び立ったら二度と戻ってこれない命がけの作戦と耳にしていたので、どうしてそんなことができるのかと興味を持ち、すぐにメルカリで購入しました。

不死身の特攻兵と自ら考えることの大切さ

購入後、手元に届くまでに事前情報を持った方が良いと思い、自分なりに調べると、特別攻撃隊には、大日本帝国海軍が組成した部隊(いわゆる神風特別攻撃隊)と大日本帝国陸軍が組成した部隊(万朶隊と呼ばれる特別攻撃隊)があったことがわかり、よく聞く神風特攻隊は、あくまで海軍の部隊をそのように呼んでいたとわかりました。

 

また、これらの各部隊は太平洋戦争末期の昭和19年の秋頃(10月頃)に軍の物資も乏しくなり、十分な戦力が確保できない状況下で形勢逆転の奇策として生み出された産物であると書かれていました。

 

こうした窮余の作戦として生み出されそれに巻き込まれて亡くなったという文章を見ると、何事も引き際というのを見極めることがいかに大事でまた困難だったかと感じました。

 

その後、本が手元に届くと、主人公がどういった人で、どういった考えのもと行動した結果、戦時下を生き抜けられたのかを早く知りたいと思い、貪るように読み進めました。

 

読み進めるとわかってきたのは、岩本大尉というよい上官に出会ったことが彼の人生の分岐点になったのではないかと考えました。

 

彼の上司にあたる岩本大尉は、陸軍でも群を抜いて大変優秀なパイロットであり、物事の本質をしっかりと見抜ける方だというのが読んでいく中でわかってきました。

 

優秀なパイロットである彼の目から見れば、軍部が考えた特攻という体当たり攻撃は、敵艦に打撃与える可能性があるものの、特攻によって必ず大事なパイロットを失うという欠点があり、作戦全体としては、軍にとってマイナスの効果しかないという問題点をしっかりと見抜いてました。

 

そのため、彼は、軍司令部の命令に素直に従わず、どうしたら、敵の船に爆撃(爆弾を投下し)をし、かつ、部下であるパイロットが無事に帰還できるかを考えました。

 

パイロットが帰還できれば、もう一度敵艦へ攻撃もできるし、敵の船を沈める可能性も出てくるので、体当たりによる攻撃は、敵による攻撃を受け帰還が不可能な場合などにおける最終手段と考え、部下のパイロットにもその点をしっかりと伝えておりました。

 

佐々木さんも部下の一人として、岩本大尉の教えを守り、何とかして敵艦への爆撃を成功させ必ず帰還するという強い信念のもと行動しました。

 

その結果、彼は複数回の出撃の結果、何度か負傷することもあったものの、命だけは助かり、終戦を迎えることができました。

自ら考え自ら行動する主体性

この本の中で書かれた彼の姿や彼を取り巻く味方の方の姿をみると、どんな状況下でも「自分で考え、自分の信念を貫いて行動すること」が如何に大事であるかを考えさせれました。

 

こうした姿勢や考え方は、世の中が混とんとした現代社会を生きていくうえでも非常に大切な姿勢であり、生き方であると改めて感じます。

 

自分の子供たちが生きていくこれからの世の中は、何事も便利になる一方自分で考え行動する姿勢が求められる世の中になっていくと思いますので、この本をいつか読んでもらい自分自身の行動原理を見つめる良い機会にしてもらえればと思いました。

【子育て日記】
気付けば、コロナ禍で入学した長男も来月で小学校最高学年の6年生。

 

先日の児童会役員決めでなんと議長に選出され、家族みんな大喜び。

 

学校の行事に積極的にかかわる姿勢は、自分や妻の同じ時期には見られなかったので、ほんとに頼もしいです。

 

また、時の流れの早さを改めて感じます。

 

色々な制限を受けて始まった小学校生活も徐々に行事等でできることも増え、充実した時間だったのではないかと思います。

 

長女も昨年の今頃は、まだ保育園児で、4月に入学した当時は、どうなる事かと心配していましたが、時は人を成長させるなと改めて感じました。

 

先日授業参観で見た合唱などを聞くだけでも、とても1年前まで保育園児だったと思えないような素晴らしい歌を唄っており、1年間の成長に両親とも感激をしました。