子供の主体性を育むには何事も任せてやらせてみる

ふじみ野・川越・三芳・富士見エリアで活動する公認会計士・税理士の榎本です。
2024年に入って初めての投稿。
今年は、年明けからひどくタイトな時間の時はなかったものの、個人の方の確定申告や税務相談の支援、会計士業務が断続的にあり、先週ようやく落ち着きました。
気づけば、年明けから3カ月が過ぎ、来月からは会計年度などが新しく変わり、3月決算の会社の対応などで引き続き時間がタイトになりそうです。
そんな中でも、子供たちは日々成長し、長男は今年5年生、長女も気づけば小学生になるので、月日の過ぎるのは、ほんとに早いもので、光陰矢の如しと先人の言い伝えはまさにその通りだなと痛感しています。

親の先回りは主体性にとっての敵!?

そんな中、子育てを通じて常々感じるのは、気づいたら親が先回りして何事もサポートしてしまっているなぁということ。
勉強然り、日常生活然りと。
例えば、算数の計算。
親は、自信の経験の中でわかりにくいポイント、間違えやすいといったポイントをある程度抑えています。
そのことを事前に子供に伝えることで、子供が宿題をスムーズに終わらせ、子供自身自由な時間が増えたり、親の立場で見ても、子供の宿題のサポートに時間をとられなくなるなどのメリットがあります。
一方、親のこうした先回りの行動は、子供が自分で間違え、先生に指摘されたり、間違って「×」をつけられたりした中で、自分自身で学んでいく子供の経験を奪ってしまい、子供の成長にとっては、逆にマイナスの影響があるのではないかと、最近思うことがあります。
人は失敗からのほうが多く学ぶことがあるということをよく成功した方たちが発言しているのを見たり聞いたりしますし、「失敗は成功の母」などどいう言葉をかの有名な発明家も残していますし。
ただ、交通ルールや火の扱い、包丁・はさみなどの刃物の扱いなど、知らずに使って大けがをしたり、周りの子にけがをさせてしまうようなことは、もちろん予め親が指導して、適切なルールや扱い方法を教えることに異論はありません。

子供もやればできるもの

先日、自分が夕飯の支度をしていると、長女が手持ち無沙汰だったのか、キッチンの方に寄ってきて、ニンジンの皮むきを手伝いたいと申し出てくれました。
長男も同じ年のころ、自分も何か役に立ちたいという子供心を持ち、同じようにニンジンの皮むきや玉ねぎの皮むきを手伝ってくれたのを思い出しました(最近は、自分の時間が惜しいのか、そうした申し出が減ってしまっています。。。)。
長女は、親がやっているのをある程度見ていたのか、こちらからピーラーのむく際の注意点だけを伝え、こちらは自分の作業に戻り少ししてから見たところ、思いのほかスムーズに事を進めてくれ、気づいたらニンジン3本があっという間にむき終わっていました。
少し、ムキむらがあったものの初めてにしてはかなり上手にできていたので驚きました。
先ほどの話ではないですが、子供自身日々成長しているので、ほんとに危ない点だけ注意さえすれば、後は自分で考え、なんでも進めていくことができるものだなぁと改めて感じ、子供たちの主体性は、こういった中で少しずつはぐくまれていくのではないかと思いました。

まとめ

日常生活の中でも気づかぬうちに子供自身ができることをなるべくさせてあげることで、経験値として子供の中にたまっていくので、これからも子供が積極的に何かしたいといったときは、あまりこちらから口を挟まず子供自身に任せてあげる姿勢を忘れずにしたいなと思います。
【子育て日記】
とうとう4月から下の子も小学生になります。
先日、卒園式も終え、気持ちも小学生に向けて準備しているようですが、朝の生活リズムがまだまだ。
あとは、ふと気が付いた時には指をしゃぶってしまう癖が完全に抜けていないのがやや心配。
長男の時はコロナでいろいろと制約がある中での小学校生活の始まりだったことを考えると、最初から学校へ普通に通えるので幸せだなと感じます。