定休日を設けることについて考える
おはようございます。
川越・ふじみ野エリアで活動する公認会計士・税理士の榎本です。
本日は、旅館やホテルの定休日・休業日について考えてみたいと思います。個人的には、温泉や旅行が好きなので、家族で休みが取れる日には、時折近場の旅館や、長い休みが取れれば遠出もしますので、今回のこの記事は、今後旅程を計画するうえで注意しないといけないかと思いました。
旅館の定休日に関する記事を見て感じたこと
先日、日経新聞の記事で石川県や愛知県の有名な旅館等でも人手不足や従業員の待遇改善も考え、定休日を設定するという記事を目にしました。旅館やホテルなどは、年中無休で働く環境のため、それなりに労働環境は厳しいというイメージが強かったですが、このような取り組みを少しずつ進めることで、対外的なイメージも変わり、人手の確保につながっていくのかと思いました。
また、定休日を設けることには別の狙いもあるようです。定休日を平日の稼働率の低い日にもっていくことで、旅館全体の稼働率を向上させ、経費の削減にもつなげるようです。これは、日本で働く人のほとんどが週末休みということもあり、週末の稼働率はそれなりに確保できているものの、平日は稼働率が相対的に低いのが現状としてあるからです。
このような取り組みで、固定費などが全体として削減され、それらを従業員の方に還元したり、サービスの向上につなげられれば、我々利用者としても歓迎です。例えば、従業員の方の賞与を増やすことであったり、新規の従業員を雇用すること、利用者には、料理の品を一品増やす、飲み物を一杯フリーにするなど、何らかの形で還元されることを個人的には期待します。
一方で、働く方皆様が土日休みとも限らないので、平日が定休になることで、そのような方にとっては、今まで使えていた宿泊施設が利用しにくくなるといったことが出てくるかもしれませんので、この辺りの配慮も必要かと個人的には感じました。
定休日も一斉でなければ需給の引き締め効果があるのでは!?
先ほどの平日休みの方たちへの対策の一つとして地域ごとの組合などでの調整が考えられます。旅館やホテルは地域ごとに組合があったりしますので、その中で上手く定休とする日を調整することで、特定の平日に休日が偏ってしまうことをさけ、うまく定休日を散らせば、お客様の利用も流動的になり、新規のお客様の獲得にもつながるのではないかと思います。
また、定休日を設けることで、今まではお客様が各旅館に散らばってしまっていたものが、利用可能日が減ることである程度需給が引き締まり、全体として稼働率が上がるのではないかとも個人的には思います。
しかし、先ほどの記述で稼働率が相対的に低い日を定休日にすることを検討していると書いてありましたが、この稼働率が悪い日がどの宿泊施設でも同じようだと調整はなかなか難しいとおもいますので、そのような場合は、組合や自治体などから補助金や助成金で利害調整を図ったりするなど、地域を挙げての取り組みは最終的には必要になるのではないでしょうか。
まとめ
旅館やホテルなどの観光業は、地域の産業の基盤であったりするところが多いので、働く方や利用者、経営側皆にうまく利益を享受できるような形になれば個人的にはうれしいです。今回の、定休日の取り組みが今後どのようになっていくのかを引き続き見守りたいと思いました。
ちなみに、我々税理士業でみますと、人を雇用している場合は、普通は土日が休みですが、個人でされている方にとっては、必要があれば店を開けますし、そのあたりは流動的に動けますので、ひとりでする場合はあまりそのあたりは意識していないかもしれません。
【子育て日記】
最近、下の子は、オナラをすることが何か面白いことなのかわかってきたみたいで、オナラをすると恥ずかしいのかはにかみます(*´ω`*)
上の子は既に分かっているので、ドヤ顔でします