優先席だけではなく○○優先車もあってよいのでは!?
仕事帰りに見かけた電車内での出来事
今日仕事の帰りに、都内の地下鉄に乗っていた時の出来事です。
自分が乗っている車両に、盲導犬を連れた一人の男性が
乗ってこられました。
車内は、仕事帰りの方々で、それなりに混んでいたものの、
運よく、ひとり分の席が空き、その方はその空いている席に
座ることができました。
その方のパートナーである盲導犬も一緒に
床に腰を下ろしていたのですが、如何せん、混雑する電車ですので
乗客同士の間隔もかなり狭く、窮屈な状況でしたので、盲導犬の足やしっぽが
踏まれないかと個人的にはかなり気になりました。
犬の足は、人間の足に比べると、かなり細いので、万が一踏まれでもしたら、
折れたりしないかと乗車中目が離せませんでした。自分は、途中で下車したため
盲導犬が無事電車を降りられたかどうかは、確認できませんでした(´;ω;`)
〇〇優先車
そんな中、ふと思ったのは、女性専用車があるように
障害者や妊婦、高齢で体か不自由な方等の優先車両が
あってもいいのではないかと。
(ネーミングは後で考えるとして)
確かに、JRや私鉄を問わず、優先席というものがありますが
実際電車に乗っている中で、この席が必ずしも有効に機能しているとは
思えないシーンに出くわします。
また、仮に優先席に座れても、車両が満員電車であれば
落ち着かなかったり、息苦しかったりする環境は
他の席や立っている方とさほど変わらず、本来の
目的が果たせていないのではないかと思います。
それよりは、車両そのものを分け、少しでもゆとりを
もって乗れる状況を作れるように鉄道各社が協力しても
いいかと思いました。
○○優先車の導入コストの問題
このようなことを考えると、税理士、会計士の仕事をしている以上、
導入コスト、追加コストはどうなるのか?
といったことがまず気になってしまいます。
これらを導入するにあたって、追加のコストはかかってくる場合には
その費用について鉄道利用者全体で負担すれば、さほど大きな負担に
ならないのではないかと思います。
例えば、車両を追加で製造したり、それらを維持するコストについて
乗客の運賃にいくらか上乗せして負担する形で賄えるのであれば
会社、乗客のいずれにもそれほど大きな負担は生じません。
税務の仕事にかかわっていると、納税とそれに見合った
社会的サービスの享受ができているかと時折考えてしまいます。
確かに、税金をたくさん納めたのであれば、
それに見合ったサービスを受けたいと思ってしまうのは
人間として自然かもしれません。
ただ、実際は税金を多く納めたからといって、他の人より優先的に
公共サービスを享受できたり、より質の高いサービスをうけられるかと
いうとそうではありません。
高額納税者が必ず、電車で座れたり、グリーン車にただで乗れたりと
いったことにはならないからです。
福祉や奉仕といった観点に立てば、必ずしも
このような損得勘定で物事を考えず、公共の利益を優先できる
度量や広い心を持つ必要があると思います。
今後は、先に書いたようなハンディがある方の
優先車両や専用車両を、利用者全体で負担した形で導入されていければ、
いいなと今回の件を通じ思いました。
P.S.消費増税が近々控えていますが、増税をこういったことに使うのであれば
全く問題ないと個人的には思いました。