お金(紙幣と硬貨)について調べてみた
おはようございます。
今週も平日晩酌ルールを継続できました(12日継続中)。
昨日中国関連銘柄の代表格の一社である
安川電機が来期の見通しについて現役見通しを
発表しました。米中貿易問題の落ち着きどころも
まだはっきりと見えない中、日本の消費増税も近づき
景気がどうなるかやや心配です。
税理士のお客様には中小規模の事業者の方が多いので、
影響も受けやすいかと…
さて、昨日に引き続き今日もお金にまつわることについて
少し書いてみます。
意外と知られていない紙幣を造るところ
今回、紙幣の肖像が新しくなることが発表されましたが、
そもそもこのお札がどこで作られているか皆さん
ご存知でしょうか。
意外に知らない人が多いです。
造幣局と思われた方…
ハイ、不正解!
正解は、印刷局(正確には、「独立行政法人国立印刷局」)です。
前職の税理士法人の近くに、
三菱マテリアルの工場跡地があり、そちらに
造幣局の資料館が併設されたことがあり、
周りの方も
「造幣局って、お札を作っているとこだよね」
と言われていたので、やはり認知度低いんだなと。
自分も最初は知りませんでしたが、
監査法人時代、偶然こちらの監査を担当することになり、
その時初めて知りましたので、人のことは言えません(´;ω;`)
ちなみに、造幣局(正確には「独立行政法人造幣局」)は、
主に1円玉から500円玉までの硬貨を作るところです。
その他には、勲章・褒章などの貴金属を中心とした
創作物の製造や金の精製等も行っています。
紙幣を造るところが印刷局
さて、話を印刷局に戻します。
印刷局では、主に日本の紙幣を中心にその他
皆さんが海外旅行で使われるパスポートや
最近は電子化もされている官報の印刷など、
国の印刷物を作ることが主な事業です。
印刷局は、東京の王子と西ヶ原の2か所(以前は
虎ノ門の一等地にもありました)、神奈川の小田原、
静岡、滋賀の彦根、岡山の全国6か所に工場をもっており、
先ほど書いた事業を展開しています。
工場見学もいくつかの工場で行っておりますので、
お子さんの社会科見学の一環として一度お金を
造っているところを見せてあげるのもよいかもしれません。
自分も監査で拝見しましたが、
お金が機械から出てくるのを見ると
すごい不思議な感じがします。
仮想通貨が昨今話題になっていますが、
こちらは間違いなく「現物通貨」だなと
改めて認識できますので。ちなみに、
各工場で作られたお札が日銀に納入されるまでは
正確にはお金として認められていないということです。
その他、お金の歴史や世界各国のユニークな紙幣や
お金にまつわる様々な体験ができ、
なんと1億円の重さもどれくらいかわかります( ^ω^ )
しかし、今後キャッシュレスが進み、紙幣の流通量が
減っていくと事業としては、縮小していってしまうのでしょうか…
以前担当していたものとして少し寂しさを感じます。
今後大型連休を迎え、10日間もどこに行こうかと
お悩みの方は、是非足を運ばれてはいかがでしょうか。