子育てと5つの「育」

おはようございます。

 

川越・ふじみ野・富士見・三芳エリアで活動する公認会計士・税理士の榎本です。

 

日々子供たちと接している中で、子供を育てる難しさを感じるとともに、子供たちの成長から様々なことを学べるので育児というのは人を成長させてくれるものだと思います。

 

育児の中では、「育てる」ということがキーワードとなりますが、自分が子供たちと接している中で、〇育という言葉で大事だなと思うのが、次の5つだと思いましたので、今回改めてまとめてみました。

 

栄養をしっかりとってよく食べる「食育」

子供の成長に欠かせないのは、何といって食事。

 

人間食べられなくなるとどうしても、身体的、精神的に弱くなってしまいますので、子供のうちからよく食べるという習慣を持ってもらうようにしています。

 

先日読んだ本でも食べることは生きることだということが書かれていましたが、食べることは生命の源であるエネルギーを体に取り込みますので、まさにその通りだなと。

 

習慣という面でみましても、三つ子の魂百まで、雀百まで踊り忘れずなど、小さいころに身に付けた習慣というものは、大人になっても本人の中に生き続けるモノなので、人が生きる上で重要な「食べる」ことだけは、子供達にしっかりと伝えています。

 

また、病気の時の治癒は、バランスの取れた食事にありという「医食同源」という言葉にも代表されるように、食事をしっかりとることで健康的な体を作れることにつながります。

 

実際、長男も妹もよく食べるので、丈夫な身体が作られ、この冬も風邪で熱が出たのも一日ですみました。熱が出てもそれほど長続きせずすぐに回復しますので、これも普段から栄養のあるものをしっかりと食べる食育のおかげかなと思います。

 

一方、よく食べることはよいことですが、食べ過ぎには注意も必要です。

 

長男は、最近自分の満腹感についてある程度自覚を持ってきているようですが、妹の方はまだそのコントロールができないようです。

 

そのため、時折調子にのって食べ過ぎてしまうことがあり、おなかの方が緩くなることも。

 

よく食べることで、健康維持することは大事ですが、食べ過ぎで体調を崩したり、将来的な生活習慣病などにつながっては元も子もありませんので、そのあたりは、親としても気を付けたいところです。

 

なんにせよ、二人とも食べることが好きなので、親としては頼もしいです。

基礎をしっかりと身に付ける「教育」

人間誰しも、誰かに強いられる勉強というものは、苦手ですが、自分の好きなことであれば、興味を持ち、深堀をして調べるなど、知識や経験の探求をします。

 

親としては、こうした子供の姿勢を尊重できるように、一方的な押し付けではなく、基礎的なことだけをしっかりと身に着けてもらい、後は自分が興味のあるものを調べたり、体験したりして探求してもらえればと思っています。

 

そのためには、最低限の基礎として「読み」、「書き」、「計算」だけは早いうちにできるようにしておく必要がありますので、長男には、4歳の時から公文を習わせています。

 

公文の学習では、先ほど書いた、読み、書き、計算を中心に基礎的な学習を反復的に行い、本人の中になるべく早く基礎力を身に着けられるようにしていただけます。

 

また、長男が通う公文のクラスの先生は、非常に熱心な方で、定期的に面談を開いてくださり、本人の進捗を両親と共有してくださるので、子供の進捗を親としても安心してみてられます。

 

時折、長男が勉強疲れをしてしまったときも親身になって状況を聞いてくださり、本人のペースを尊重してくださいますので、大変助かります。

 

長男は、公文に行くようになったおかげで、様々な点で成長しました。弱かった筆圧も改善されたこと、字もしっかりと書けるようになったこと、普段の遊びでの計算も応用が利くようになったこと、長文の本も読めるようになったことと日々基礎的な力がついているなと親としても感心させられます。

 

自分が同時分にここまでしっかりと読み、書き、計算ができてはいなかったので、ホントによく頑張っています。

 

妹も少しずつ、鉛筆を持つことに興味を持ち出し、何でも書いて楽しんでいるので、2,3年後には、兄と一緒に通っていればいいなと親心ながら思います。

健康を支える体力をつける「体育」

健康は、メンタル(精神面)とフィジカル(体力面)の両輪がうまく回ることで成り立つとよく言われていますが、経験上、個人的にもそのように思います。

 

いくら精神的に余裕があっても、基礎体力が不十分だと、やりたいことが制限されたり、できなかったりします。

 

人間、自分がしたいことができなかったり、制限されてしまうとどうしても気分的に落ち込んでしまうこともありますので、やりたいことを思う存分できる体力をつけるというのは、健康を支える上で重要なことの一つです。

 

こうした体力作りも小さいうちから行っておくことで、成長過程での伸びしろにも大きなさが出てきます。

 

長男も幼少のころからなるべくしっかり歩くようにだっこをせがまれても一緒に手をつないで歩くことを促していました。そのおかげか、遠出をした時も歩をしっかりと進めることができています。

 

その後、年中くらいから習い事でも体を動かすことをすれば基礎体力が上がるだろうと、ちょうど保育園にチラシがあった地元のサッカークラブでお世話になり、今も毎週土曜日に近くの小学校で楽しんでいます。

 

やり始めは、まだおどおどしていたところもありあましたが、今では、しっかり走って、試合の中でも自分をアピールできるようにもなってきているので、今後も本人がやり続けたいと思う限り応援していきたいと思います。

 

この春からは小学校にも上がるので、もう少し体力をしっかり付けられるように、土曜だけではなく平日も何か一緒に運動をしてあげる時間を持てればと考えています。

 

体力を向上させ、健全な身体を作ることで将来の受験などの短期間の体力勝負の際にも必ず役立つというのは、妻や自分も経験済みなので、そのあたりももう少し大きくなったら伝えていければと思います。

精神的な強さを持てるような「心育」

体力や自分自身が健康であっても精神的に幼かったり、弱かったり、周りに流されてしまうようでは、人として自立できているかというと疑問が残ります。

 

自立するということは、「自分で立つ」と書きますが、まさに自ら考え、決めて、進めていくことにほかならず、以前記事に書いた主体性を持った行動をすることにつながります。

 

「じりつ」という言葉には、「自律」と書くものもあります。こちらも成長にとっては、大事です。

 

自らを律するということは、自分自身で決めたルール(規律)をしっかりと守って行動していくことですので、自ら考えて行動する自立との結びつきは強いと感がられます。

 

こうした自分で考え、行動する精神を子供に持ってもらえるように、親としてはなるべく過干渉にならないように注意する必要があります。

 

これは意識しないと難しく、気づいたら、子供が自分が頑張ろうとしているところに入り込んでしまい、邪魔をしていることが時折あるので。

 

また、先に書いた教育と関連しますが、「学」をつける上で、親が何でも「これがいい、あれがいい」と思って進めるではなく、子供が興味を持ったものを追いかけさせてあげることが大事ではないかと思います。

 

親がいいと思っても、親と子では別の個人であり、もしかして興味がわくコトも全然違うかもしれませんので。

 

最近は、子供に何でも習い事をさせて可能性を探るというご家族がいらっしゃいますが、確かに子供の可能性は無限で何が向いているかは、試してみないとわからないので、この考え方も一つかと思います。

 

しかし、自分が子供の立場ですと、自分の時間が奪われてしまい、自分自身で行動する時間が減ってしまうので、ご遠慮願いたいところです。

 

実際、自分が子供の頃は、親と遊んだり、祖父母と遊んだりする中で自分が興味のあるものを見つけてきた経緯からすると、何も習い事をしてまでその子の可能性を探ったり、伸ばそうとする必要はないのかと思ったりします。

 

習い事は、どうしても時間的制約を受けたり、受動的な部分がありますので、やるとしても最低限運動系1個、学問系1個くらいで十分かと。あとは本人の自由に任せることで、先に書いた主体性に任せることで、将来的な自立につながるかと個人的には思います。

人とのつながりを大切にする「繋育」

人は、生きていく上で、一人では生きていくことというのは難しく、時には誰かの助けを借りたり、もしくは誰か困っている人がいれば助けたりと、人と人との繋がりの中で生きています。

 

それは、家族であったり、友人であったり、学校の先生や習い事の先生、仕事の上司部下、地域の人たちと様々な方面にわたります。

 

こうした繋がりをもつには、自分のことだけではなく人のことを考え、人の立場に立ってあげる配慮や優しい心といったものを持つことが大切です。

 

しかし、小さいうちはどうしても自分を中心に考えてしまいがちです。

 

例えば、保育園でみんなが使うおもちゃや本、公園の遊具など、夢中になって使っていると、周りの子たちのことを考えられなくなってしまうことは往々にしてありますので、それらは周りの大人たちが諭してあげる必要があります。

 

家で子供によく読んであげる「のんたん」の本の中にもそれと似た光景が出てきますので、そうしたことを子供に本を通じて教えてあげるのも一つの方法かと。

 

このように子供は、最初のうちは周りへの配慮が難しくても、徐々に保育園や学校での生活を通じて少しずつ社会性を身に付けていき、挨拶であったり、おもちゃや本、遊具の譲り合い、泣いている子がいればどうしたのと聞いてあげる等、譲り合いや配慮といった気持ちが作られていきます。

 

相手のことを考えてあげられるようになれば、人と人とがお互いの気持ちを少しでも多く伝えあえるようになりますので、そこに繋がりが生まれ、コミュニケーションの和が広がっていきます。

 

そうして生まれた人との繋がりは、長い人生の中でその人の助けとなりますので、子供達にも、これから成長していく中でより多くの方とコミュニケーションの和としての繋がりを作り、人生を豊かにしてもらえるように伝えていければいいなと思います。

まとめ

子供の成長を支えていく上では、メンタルやフィジカルの面だけではなく、ソーシャルの面も大事です。

 

そうしたことを踏まえ、ここまで5つの「育」について考えてきましたが、どれも子供の成長にとっては欠かせないものだと思いますので、今後の生活の中で意識しつつ子供と接していければいいなと思います。

【子育て日記】
下の子は、最近よく喋ります。まだ舌が回ってないですが…自信がないのか小声で話したりします。

 

兄も何か自分がしたいことがあれば、先に片付けるべきものは片付けられるようになり、もうすぐ始まる小学生生活を意識しているのかもしれません。