男性育児休暇を法律で義務化するより社会を取り巻く意識を変えることの方が重要では!?

おはようございます。
川越・ふじみ野エリアで活動する
公認会計士・税理士の榎本です。
今日は、ここ最近新聞を読むと
よく登場する男性の育児休暇
取得義務化について考えてみます。

変えるべきは育児休暇義務化という法制度ではなく、個人の意識では!?

現在、男性の育児休暇取得を法律で
義務付けることについて
活発に議論されています。
「法律で義務化」ということに
ついては、賛否両論あるようですが、
個人的には、女性に関しては
特に法律で決まっていないのに、
男性だけ法律で義務化というのには
やや違和感があります。

 

法律で義務化するということは、
法律に反した時に何か
ペナルティーが出てくることが
考えられますが、
育児についてこのような形を
とらなければいけないこと自体、
世知辛い世の中だなと改めて感じます。

 

そもそも、法律で義務化し、
その法律に従って
育児休暇をとったところで、
個人の意識や気持ちが
準備できていないと
その人自身どのように
対応したらいいか、
わからないまま、時間だけが
過ぎていきかえって育児に
対する自信の喪失や
ストレスになってしまうのでは
ないかと思います。

 

そうならないためには、
もっと前もって事前の意識改革を進め、
準備不足にならないような制度を
作っていくことが
大切ではないでしょうか。
例えば、市区町村を中心に
事前の講習会への参加を積極的に
促していくことや、
それができるように会社側も
バックアップするなど。

意識を変えることで社会全体の雰囲気も変わる

昭和、平成、令和と時代が進む中で、
今なお日本人の中に残る
潜在的な意識は、
昭和のままかと感じます。
少しずつは、
変わっているのでしょうが、
テレビドラマのワンシーン、
年金や税金の仕組み等、端々に、
まだ男性が働き、
女性が家事育児という
意識の名残を感じます。

 

このように、固着した意識は、
そんな簡単に変えられないので、
世代や時間をかけていくしかないと
思います。

 

例えば、子供の教育の中に、
現在の社会が抱えている問題点を
織り込み、その解決策としては、
男女問わない家事育児の参加が必要と
いうことを実体験や授業を通して
学んでいってもらうことが将来的な
方法として必要かと。

 

一方、もう少し上の世代には、
メディアや働き方の見直しを通して
育児・家事への意識が向けられる
ような対応をしていけば、
少しずつでも社会全体の雰囲気が
変わっていくのではないかと思います。

意識変化にともない、働く時間を自由に選択できるように

意識というソフト面を改善すると
同時に必要となるのが
働きやすい制度作り
というハード面かと。
現在日本の労働環境は、
9時~18時が定時と
いった働く時間を
決められているところが
多くあるかと思います。

 

この「定時」に引っ張られるため、
例えば、保育園の朝送りや
迎えに合わせた働き方ができず、
時短勤務であったり、正規社員を
やめてパートになったり
される方も中にはいます。

 

個人的には、いくつかの
会社が導入している
フレックス制や在宅勤務、
サテライトオフィス制度など
時間と場所をなるべく自由に選べる
働き方をもっと進めていくことが
一つの解決策かと。

 

ただ、そうなると仕事の成果や
進捗の管理が
把握できにくいといった
問題や情報管理の面での問題が
出てきます。
これには、WEB会議、
クラウドサーバー等
社内外のITのサポート
体制を整備し、
カバーしていけばいいかと。

まとめ

育児休暇義務化という「点」に
とらわれず、それを取り巻く
社会の意識や個人の働く意識、
家事・育児に対する考え方等、
「面」でとらえてもっと
変えていけるように
することが今後の少子高齢化を
少しでも改善し、社会が
持続的な発展をしていくことに
つながるのではないかと思います。

【子育て日記】
昨日は、一日雨だったため
長男のサッカーもなく
家族みんなで一日ゴロゴロ。
長男は、TSUTAYAで借りた
DVDを見ながらゆっくり過ごし、
長女は、普段の疲れをとるため、
いつもより長めのお昼寝💤