共働き家庭の家事・育児をうまく回し、共働き生活を快適に過ごすには

おはようございます。
川越・ふじみ野・富士見・三芳エリアで活動する公認会計士・税理士の榎本です。
先日、監査法人時代の先輩と食事する機会があり、男性の育児・家事について話題となったので、そのあたりを掘り下げてみます。

共働きをサポートする社会の流れ

近年、働き方改革と合わせて男性の育児参加を促す流れが至る所で見られます。

 

国家公務員の男性の育休取得の義務化、会社ごとに育休達成率の公表など。

 

ただ、こうしたことは、制度や仕組みを先に作るといったことを、政府主導で行えば多少は効果があるかもしれませんが、根本的な問題である人々の意識や生活スタイル、将来への展望等が変わらない限りは、効果は長続きしない可能性が高いのではないかと個人的には思います。

 

とはいっても、出生率を上げ、少子高齢化を止めるといったは喫緊の課題でありますので、これらをクリアするには色々と試していく必要があります。

 

先ほど書きましたように政府主導の効果は、持続可能性が薄いかもしれませんが、何事もきっかけは大事かなと。

 

つまり、きっかけは何であれ、育休を取得し、子供や家族中心の生活をすることで、生活スタイルも一時的に変わり、今まで見えていなかったものが見えることがあるかもしれません。

 

これによって、今まで女性任せになっていた家事や育児の世界に触れますし、モノの見方、世の中に対する意識を変え、今までよも家事や育児への関与時間をふやす方が増えるかもしれません。

 

全員がそうなれば素晴らしいですが、仮にそうならなくても、このような意識改革の積み重ねが個々の意識や周囲の見方・考え方を変えていくことにつながります。

 

今までに見たことのない世界・環境に触れる事で考えが変わる事もあるので物は試しです。人間、知らない事を知る事で新しい考え方が生まれることもあるので。

 

そして大事なことはこの流れを継続することです。

 

育休とって満足ではなく、そこで見えた課題について時間をかけて解決するのが次のステップ。

 

そうしたことまで含めてメディアなどがもっと発信し、育休取得率がどうといった表面的な数字だけを議論することにどどめないようにすることが必要です。

 

例えば、人事評価等に仕事への貢献だけではなく、家庭への貢献などの評価軸も加え加点事由にしてみるのも面白いのではないでしょうか。評価する人は配偶者や子供たち。

 

会社によっては、家族手当等を付けている会社もありますが、そのあたりの金額について評価がよければ増額するといったことをすれば、何らかのインセンティブにもなるかもしれません。

 

ただし、子供のいないご家庭とのバランスを図るうえで基本給へ反映するのは公平感に欠ける感じがしますので、あくまで家族手当等への加点にとどめる感じで。

 

また、育児にだけフォーカスされがちですが、普段の生活をする中で育児と同程度重要なのが家事。

 

育児と家事の両輪をうまく回さない限りは、家庭環境や現在問題となっている多数の女性が感じる負担感が減らず、本当の意味での改革にはなりません。

 

ここ10年近く少しずつですが社会の流れも変わってきているので、その流れをもっと推し進めていくには、家事の面でも改革は必須です。

育児・家事について

まず家事・育児について項目ごとに洗い出し、どういう感じで分担していくかが大切です。ご家庭によって異なりますが、我が家の主な家事について挙げてみます。
  • 朝起きてからの朝食の支度と後片付け
  • 仕事から帰ってきてからの夕飯の支度と後片付け
  • 前日洗った洗濯物の整理
  • お風呂の後の洗濯と洗濯干し
ここまでが我が家の日常ルーティン。これに加え、買い物や週末の掃除があります。お宅によっては、これらも日常ルーティンのお宅もあるかもしれませんが。
続いて育児。
  • 朝、子供たちを起こす
  • こどものおむつ替え
  • こどものお着換え
  • 保育園の連絡帳の記入
  • 体温のチェック
  • 子供と朝食
  • 朝食の後片付け
  • 保育園の送り
  • 仕事帰りのお迎え
  • 帰ってからのおやつの用意
  • 宿題の準備と添削
  • おもちゃの片付け
  • 子供とのお風呂
  • 寝る前の読み聞かせ等

 

ここまでが我が家の日常ルーティン。これに加え、時には公文のお迎えと送り、サッカーのお迎えと送り等。他のご家庭ではもっと習い事をしているとこれ以外にもあるでしょう。

 

ざっと書き出しただけでもそれなりにあります。

 

育児も子供の数によってその量は単純に倍にはなりませんが、量が増えるのは確実です。経験効果が働くこともありますが。

 

こうした多種多様の家事・育児ををうまく回すには、「誰が何をやるかと決めつける」のではなく「今日は何を誰ができるか」という意識に変えないと得てして不公平・不平等といったことが議論になります。

 

ただ、誰が何をできるかを考える上で重要なのは、お互いが主体性・自主性を持つように意識を改革すること。特に今まで家事をしてこなかった方でしたらなおさら。

 

面倒くさい、かったるいといったネガティブな思考はひとまず取っ払う。

 

また、自分の家庭ではこうだったとか、親(母)が専業主婦だったから、これらは女性が普通するといった固定観念も一度リセットする必要があります。

 

現に共働きといった異なる環境に置かれているので。

 

家庭内をうまく回すために、日々の生活をプロジェクト的発想で協力・協働といった意識をまず持ち、家族みんなが快適に過ごすことを意識として持つのが大事ではないでしょうか。

我が家での家事分担と家事育児をうまく分担するには

ここまで色々と書いてきましたが、簡単に我が家での分担を簡単に紹介します。

 

我が家は、妻の勤務先が自分よりも遠いのと朝が早いので、起床は、二人とも5時過ぎですが、自分が主に朝の支度を担当、妻が夕方以降の担当しています。

 

朝のご飯の支度や子供たちの起床対応、ご飯、保育園関連の準備や送りは自分が行い、保育園の迎えや夕飯の支度は妻が行うといったように役割を分けています。そして風呂入れや寝貸付はその日ごとに子供の様子を見ながら変えたりと。

 

ただ、自分が事務所勤務や顧客先を早めにあがれれるときは保育園の迎えも自分が行き、その間に妻が帰宅し夕飯の準備をしてもらうなど日ごとに柔軟に対応しています。

 

基本的な分け方は左記のとおりですが、ここでも、先ほど書いたように今日は誰が何をやるかといった意識を忘れないように、大前提としてお互いができることをなるべく積極的にするという形で分担をしています。

 

また、お互いの主な予定はGoogleカレンダーで予定を共有し、お互いどちらが早く帰れるか、どっちがその日は夜の帰宅が遅いかといったことを確認しておくことで、各自が予定を立てやく、家事・育児の分担もお互い負担にならないように配慮しています。

まとめ

家事・育児は、子供が成長すれば徐々に負担が減っていきますが、小さいときはどうしても両者で分担し、気を使いながら行わないと片方に負担がかかってしまいます。

 

育児だけではなく家事についても男性が積極的に行う環境を整え、子供を持ちやすい環境が広がり、少子高齢化を抑制して、将来自分の子供たちが大きくなるころも今と変わらないような暮らしやすい環境が残ればいいなと願っています。

 

そのためには、少なくとも、自分の子供たちには両者協働・協力といったことを目に焼き付けてもらい、将来自分の人生に役に立ててもらえればと思います。
【子育て日記】
ここ最近下の子が自分からスプーンでヨーグルトをすくって食べるようになりました。また一つ成長を感じます😊

 

ご飯はまだ少し硬いからか途中であきらめ手づかみになっちゃいますが。ゆっくりですが少しずつ自分のペースで成長してくれればいいかなと。長男もそれを見て時々教えてくれるので助かります👍