果物は、フレッシュ=旬だが、税理士の場合は?フレッシュよりも成熟した方がうまみは増し、お客様にとってはよいのか?

イチゴは今が旬のようです

最近、実家から大変おいしいイチゴをいただきました。
粒の大きさも写真を見ていただくとわかりますが、
隣に置いたポンカンに引けを取らないほどの大きさです。

ただ、大きな果物って、えてして味も大味ということも
よく聞きますが、こちらのイチゴは、甘味や瑞々しさ、色の鮮やかさ
どれをとっても抜群です(*_*)

詳しくは、こちらをごらんください。

イチゴの旬を調べると品種にもよりますが、
概ね1月下旬から5月上旬と早春から初夏の手前当たりのようです。


品種によって旬にずれもあるので比較的長く楽しめる果物で
子供たちも気に入っています。
なので、春が終わると、おいしいイチゴも食べられなくなり、
楽しみが一つ減ってしまうのは少しかわいそうですね。

果物だけではなく、お魚等の海鮮類、野菜とそれぞれの
ものには「旬」というものがあり、その時期に食べることが
一番おいしく食べられると昔から言われています。

その時期が過ぎてしまうと身の厚みがへったり、渋みが増したり、甘味が落ちたりと
味や中身そのものがどうしても旬のものに比べると低下してしまいます。
なので、それぞれの食材は、なるべく旬なものを中心に食べたいです。

ちなみに、長男お気に入りのゴールドキウイ(黄色いキウイ)は、
基本的にニュージーランドからの輸入のため、向こうが秋から冬の終わり
(日本では初夏から秋)にしか、近くのスーパーで出回りません。
そのため、初夏から秋口は、キウイにすれば、果物は満足するのですが、
それ以外のシーズンは、日々の果物を何にするかで苦慮しています…(´;ω;`)

税理士の旬って?


さて、食べ物の一番おいしい時期は、フレッシュな時期が「旬」の時期であり、
市場に一番多く並びますが、翻ってわれわれのような税理士の
「旬」は?
とふと考えてみました。

自分が利用者の立場から考えた場合には、
フレッシュな新人さんは
さわやかでよいかもしれないけど、
実務上の経験や感、技術、情報量などの面で
どうか?
と思ってしまいます。

中には、フレッシュな方(新人)でも、話し方や顧客への対応、
仕事のスピード感等洗練された方もいて一概には言えませんが。

税理士のような専門家は、どうしても教科書的な内容だけでは
対応が難しいところもあり、実務や経験通じて、
自分が今まで勉強してきたことを具体化し、サービスとして
提供していくことになりますので、
どうしてもある程度の成熟期間が必要だと思います。

例えば、簿記の基本は、費用が借方の時は、資産や負債が貸方に来るといった
仕組みを勉強すれば、教科書的にはOKでしたが、実務では、それだけでは
全ての取引に対応するのは難しいように思います。

実務では、上記の仕訳の仕組みに消費税の課税区分や税法上の論点等に
注意しながら(これは、固定資産?消耗品で処理?等)仕訳を一つ一つ
見ていくことになります。

先のお話は、ほんの一例にすぎませんが、
これらの経験を一つ一つ積んでいき
それをもとに税理士として成長してくと思います。

いつでも受け入れられるように旬を意識して


税法は、毎年改正が行われますし、実務においても
日々税法が想定しないような事象の取引も行われていますので、
これらの情報のキャッチアップは必須です。
お客様が関心を持ちそうなことや
気になることにアンテナを張りながら。

税理士の仕事の一つの価値と考えられるのに
持っている情報の量や質があると思いますので、
常に情報は、「旬」なものを取り入れつつそれを
自分の中で消化しています。
そうすることで、自分自身の市場価値を落とさないように、
しています。

このような一つ一つの成長を
家づくりに例えれば、知識のベースとなる
教科書的な勉強は基礎工事や木工事、
実務家として持っている知識や知識を
実際のサービスとして自分なりのものに
かえていくのが、内装工事や外装工事、
インテリアコーディネート等のようなものではないかと
個人的には感じます。

果物は、フレッシュであるものが受ける一方で、
我々のような専門家は、ある程度熟していた方がよいといった
違いはあるものの、共通する点は、お客様が求めるものが
市場で売れるということではないかと思います。

日々の勉強がいいもの・サービスを
作るための土台を作り、実務経験という栄養素と相まって
専門家としての味・うまみを増していくものだと思います。
そう考えますと、我々専門家は、日々研鑽し、
いつでも市場で購入頂けるように
味・旨みを出していく事が今後も必要だと思います。