勘定科目の整理は大切ですが、それほどナーバスにはならなくてもよい

おはようございます。
川越・ふじみ野・富士見・三芳エリアで活動する公認会計士・税理士の榎本です。

 

自分も個人として決算を組むにあたり、月次の経理をしていますが、その際に時折勘定科目の分類で悩みます。経理をされている方は、皆さん一度は経験している悩みですが、そもそも勘定科目ってどこまでまじめにやる必要があるのか今日は考えてみます。

勘定科目のちょっとした選択ミスは税金計算に直接影響しない

法人、個人のお客様にかかわらず、勘定科目の選択でご相談をされることが時折あります。

 

その際に、毎度お伝えするようにしているのは、勘定科目の選択が例えちょっと間違っていても、税金計算に直接は影響ありませんと。例えば、事務用品費と消耗品費といった具合に。

 

ただし、貸借対照表科目と損益計算書科目を間違えると税金計算を間違えることがありますので、大幅な間違いには指摘をします。例えば、借入金の返済を費用計上していた場合など…。

 

ここで、直接といったのは、間接的には影響をするからです。

 

そもそも、税金計算は、法人や個人の1年間の事業の結果である決算書の利益の部分をもとに計算がスタートするので、その利益計算さえ正しく行われていれば、勘定科目の多少の選択ミスは関係ありません。

 

一方で、その利益計算を正しく行う上で、月次推移表や前期比較表等を使い、勘定科目ごとの比較や勘定残高を俯瞰してみて、漏れやダブり等がないかを確認しながら、経理をしていきます。

 

そういった意味では、勘定科目を適切に整理しておくことは、結果として適切な利益計算やその先にある税金計算を正確に行っていくことにつながっていきます。

 

また、法人の決算では、交際費や少額の減価償却資産等、税金計算上限度がある金額もありますので、それらを計算する際には集計作業を伴います。

 

この集計をする上で、勘定科目を丁寧に整理しておくことは、決算業務の時間短縮や適切な税金計算に間接的に影響を与えてきます。

 

個人的な間隔としては、100点満点の勘定設定を目指して余りナーバスになりすぎず、70~80点程度の出来を目指す感覚で整理していただくのがちょうどよいかなと。

雑勘定の使い方には注意!

経理をしていますと分類がなかなか難しい支出や収入に出会うことがあります。

 

そういった場合、ひとまず雑費や雑支出、雑収入という勘定に計上することがあります。この雑勘定は大変使い勝手がよく便利な一方で、第3者的な立場で見たときは、何かあるんじゃない?という観点で見てしまいます。

 

自分も監査法人時代、監査手続の一つとして雑勘定の通査(俯瞰してみておかしなものがないかチェック)をしておりましたが、たいてい、修正をすべきものや指摘事項として整理されるものが発見されました。

 

税務の世界においてもこの感覚は大切です。

 

恐らく税務調査官も調査の際には、同じような視点も持ちながら調査をしていると考えられますので、税務調査のことも念頭に置きますと、安易な雑勘定の使用は控えるべきです。

 

できる限り適当な名勝の勘定に計上し、会計の見栄えを整えることも対外的な対応を考えると大事になります。

 

この辺りも先に書いた間接的な影響かなと思います。

 

ただ、先ほどナーバスにはなりすぎないようにと書きましたが、余り雑勘定を頻繁に使うのもどうかと思いますので、そのあたりのバランスを考え、見栄えの良い決算書を作成することも対外的な目を意識した場合には、重要です。
調査の際に、勘定の利用がいまいちな決算書よりも整理された決算書の方が見た目の印象も変わってきますので。

まとめ

勘定科目は、直接税金計算には影響がありませんが、間接的な影響は少なからずありますので、そのあたりの意識を持ちつつ日々の経理を行う感覚が大切になります。余りナーバスにはなりすぎず。

【子育て日記】
娘の最近のお気に入りは、パイの実。少し硬いけどお構いなし。歯が丈夫になりそうです。

 

長男は、保育園の送り迎えなどでアマゾンプライムで流す洋楽がお気に入り。FunのSomeNigthtやJourneyのDon’tStopBelievin’が特に。