売上の根拠となる資料と当事者間での確認

おはようございます。

 

川越・ふじみ野・三芳・富士見エリアで活動する公認会計士・税理士の榎本です。

 

会計や税務の仕事をしていると、個人的な性格もあるのか、会計につながる人の行動に敏感になってしまいます。

 

例えば、飲食店に食べに行った際に、ちゃんとレジは売上が集計できるようになっているのだろうかとか、個人のお店だと現金の管理はちゃんとできているのだろうかなど、逐一そうしたところに目が言ってしまうのはある意味職業病かなと思います。

塗装屋さんと作業報告書

つい先日もこの人どうやって売上の確認資料を残しているんだろうとちょっと疑問に思うことがありました。

 

ちょっと前に、バルコニーを掃除している際に、自宅のバルコニーの塗装部分に一部クラックを発見し、施工してくださった建設会社のサポート部門に問い合わせました。

 

そうしましたら、そのクラックは、経年劣化ではなく施工時の不良の可能性が高いということで無償修理していただくことになり、下請けの塗装屋さんに来ていただきました。

 

その日は、業者さんは、クラック部分の塗装部分を一度カッターで取り除き、補修部分を丁寧に平らに磨いた上で、その上から塗料と樹脂などでコーティングをされ、手際よく3時間ほどで、工事を終えられました。

 

来ていただいた業者さんは、最終的に元請けである建設会社に作業報告書として提出するので、依頼主である自分の確認サインが必要かなと思い、何か作業報告書にでもサインもとめられるのかなぁと思っていたら、特にそうした素振りもみせず、ご挨拶だけ済ませるとサーっと車に乗って去って帰られたので、会計・税務の仕事をしている身からするとおやっ!と思いました。

 

というのも、以前別件で階段の音が少し気になる際に同じ建設会社のサポート部門が手配してくださった大工さんが来た際は、ちゃんと作業後に完了報告書にサインを求められたのが記憶に残っていたからです。

売上根拠となる資料の残し方

会計や税務の仕事をしている中で、お客さんの売上確認は非常に重要な仕事です。

 

収益は、直接税金の計算に影響しますし、その計上根拠となるのが、請求書とその根拠になる証憑(物品なら納品書等で、サービスや作業でしたら作業報告書等)なので、こうした資料がしっかりと残っていないと、計上漏れや計上時期がずれるといったことに繋がりかねないので、こうしたお話は、税理士・会計士の立場からもお伝えするようにしています。

 

もし、今日来てくださった方が会社員であれ、個人事業主であっても、元請けである建設会社に請求される際に何らかの連絡をすることになるので、サービス完了などの報告書がないとどのようにその報告を出しているのかと少し不思議に思いました。

 

おそらくは、電話か何かで済ますというのが、お互いの中で慣例となっているのでそうされているのでしょうけど、会計監査などをしていると、やはり当事者間(工事に関与した業者と依頼主)での確認書料(今回で言えば作業完了報告)が何か目に見えて残っているものがないのは少し気持ち悪いなと思います。

まとめ

また、第3者から計上の根拠などを求められた際の説明にも少し苦労することになるかなと思いますので、なるべくでしたら、売上などの重要な金額の確認には、書面を残したほうがいいと自分が顧問税理士もしくは監査人だったら伝えるだろうなと思った次第です。

【子育て日記】
本日、長男の夏休みが延長されるメールが来ました。プラスで分散登校についても。

 

先週末がんばって夏休みの宿題を終わらせたのですが、こうなるならもう少し余裕をもたせて上げても良かったのかもと思いました。

 

妹は、昨晩またお腹の調子を下してしまいました。離乳食から幼児食に移行後ほとんど2年以上お腹の調子を下していなかったのにここ1週間で2度もあったので、少し冷たいもののとりすぎかと思い、食事を見直さないとと思いました。