外注先の選定と元請けの信頼
おはようございます。
川越・ふじみ野・三芳・富士見エリアで活動する公認会計士・税理士の榎本です。
先日、布団を干していた際に自宅のベランダの防水タイルの部分に小さなヒビが入っているのを見つけました。
それまでは、特に気にしていなかったのですが、なんとなく気になり触ってみるとヒビの周りがやや浮き上がっているなど防水に影響がないか急に心配になり、家を建ててくださったメーカー(古河林業さん)の24時間対応ダイヤルに電話しました。
アフターサービスと信頼
以前も何度かちょっと気になったことがあるとこちらのダイヤルに電話するのですが、ホントに何時に電話しても親切に受け答えいただき、依頼する側としてもほんとに気持ちいいです。
電話口の方はあくまで取次なので、すぐの回答はいただけませんが、大抵の場合は当日もしくは翌日に担当の部門から電話いただいております。
今回も電話後すぐに補修部門の方から電話があり、状況説明したら、地元の指定業者に連絡をとり下見の手配をしてくださいました。
その後、地元の業者の方もテキパキと対応していただき、依頼する側としては、全体としてホントにスムーズだなと感心しました。こうしたアフターサービスも含めしっかりしていると、会社としての信頼もまた高まるんで、改めてアフターサービスまでを含めた信頼というのが大事だなと感じました。
下請け業者と元請けの管理
こうしたスムーズに事が進むのも、元請けであるメーカーがしっかりとした下請けの管理をしているからかなと思いました。
名刺にもしっかり「指定工事店」という文言が入っていましたので、メーカーとしても信頼のおけない会社は使えませんし、万が一下請けの会社で不備やクレームが多発すればそれは、元請け自信の信頼にも関わってきますので、そのあたりは定期的なモニタリングがされているんだと想像されます。
こうしたことは、戸建て住宅の会社に関わらず、建設関係全般が多重の下請け構造となっているため、元請けとしては自社の信頼を毀損しないために必ず下請けの品質管理を定期的に行い、自社の製品・サービスに対しての信頼を保持しているのではないでしょうか。
また、以前元請けの会社の方と話した際に、可能な限り一見の業者は使わないようにしていると聞いたことがあります。
この一見様お断りは、その業者の品質などについて元請け会社として確認が取れていない状況で使う場合に自社の品質に対しての信頼を損なわないか危惧されますし、こうした予防線を張らないと、最終的に元請け責任としていちばん大切な信頼の喪失に繋がりかねないからです。
自分も実際に過去に会計監査の現場で先に書いた一見の業者を利用したため、結果として元請けの会社が損失を被った事例を見ました。
この件では、元請け側がどうしても人手が足りず自社で定期的に利用している下請けではない会社を使い(その下請けもよりによって若い経験の浅い職人の方に任せてしまったため)、下請けの施工ミスで大きな手戻りが生じ、結果として元請けに多大な損失(実害)が発生してしまいました。
まとめ
こうした事例は、どこの会社にも起こり得ることであり、特に会社の施工管理能力以上に仕事を受注したり(結果として取れてしまう場合も含み)したときに起こりやすいと思われます。
一方で、会社(経営者)としては、売上を上げ、利益を確保し、従業員の方にその一部を還元していくという命題があるのでその辺のバランスがなかなか難しいところではあります。
以前会社の方とお話した際にもこのあたりは、どうしても二律背反(ジレンマ)な感じなところがあるという印象を受けました。
翻って自分自身の仕事について考えますと、さきの品質管理の話は通じるところがあるので、それらの話を教訓にして今後も自分自身の仕事の質を管理していく必要があると思った次第です。
【子育て日記】
下のこの朝の機嫌悪い病が治りません。ここ数日は、早めに寝ているのですが、寝起きのトイレを嫌がったり、ご飯も食べるのに時間が。。。
長男くんは、それを横目で見ながら淡々と自分のすることをして登校班の集合場所に行ってくれています。ほんとに成長したなぁと最近感じます。