コンビニエンスストアと深夜料金

おはようございます。

 

川越・ふじみ野・三芳・富士見エリアで活動する公認会計士・税理士の榎本です。

 

子供ができてからは、独身の頃のように夜遅くまで飲むこともなく、電車のある時間に帰るようになったので深夜タクシーの利用もなくなりました。

 

以前監査法人に努めていた頃は、仕事上がりに遅くまで飲み深夜タクシーの利用も多かったのですが、そのときにいつも思ったのが、2割増の料金設定は実に絶妙だなぁと。これが5割増しだと利用をためらいますが、2割なので、終電を逃した距離を歩くもしくは朝までマン喫等で過ごすことと比較考量し、帰るという選択を最終的に選ぶ事もできました。

深夜料金と各業界

この深夜料金というのは、サービス提供をする側の視点(経営側)にたって考えると、ドライバーである運転手の方の人件費の割増分を吸収するための一つの手段とも考えられるので大変理にかなっています。
実際、自分のお客様で建設業のお客様でも、工事が深夜時間帯(道路の閉鎖などの都合もあるため)になることがありますが、その場合の元請けからもらう工事代金の単価にはしっかりと深夜割増分が付加されています。

 

それでは、どの業界においても深夜料金というものがあるかと言うとそうでもありません。

 

先日コンビニエンススアを運営されるお客様とお話していましたが、コンビニエンススアには少なくともこうした深夜割増料金の設定といったものは有りません。

 

皆さんの経験で、コンビニエンスストアに深夜に買い物に行って、昼間に150円だったジュースが、2割増しの180円となった経験をした方は少なくともないと思います。

 

一方、コンビニエンスストアを運営する上で商品原価(廃棄コスト祖含む)を除き一番のウエートを占めるコストは、人件費であり、深夜時間帯に至っては通常時給の25%増しの時給を支払わなければなりません。

 

しかし、実際その固定費の増加分を商品代金で回収できているかと言うと厳しいところがあります。

 

先程書いたように、深夜時間に商品代金が繁忙期の飛行料金やホテル代のようにフレキシブルに変動し、深夜時間帯だけ割増になるといったことがないからです。

コンビニエンスストアへの深夜料金の導入の是非

実家がコンビニエンスストアをしているのを長く見てきたことや自分自身そこでバイトをしていた経験から言えば、お客様の数が日中と比較し、大幅に減る深夜時間帯は、割増の人件費を払った見合いの収益を獲得できていないのが現実ではないでしょうか。

 

そういうこともあってか、近年では24時間の営業をやめ、7時-23時までの営業形態を取るお店も増えています。

 

これについて、仮に商品代金を人件費の割増分だけ深夜時間帯に割増することで時間帯別収支が改善するのであれば、将来のコンビニエンスストアの持続性(最近の言い方で言えば、サステナビリティ)という点から考えますと一理あるのではないかと思います。

 

つまり、どの店でも厳しい深夜時間帯での収支が少しでも改善されれば、店舗全体の収支改善にも繋がり、ストアオーナーの手元利益の改善に最終的に寄与していくのではないでしょうか。

 

ただ、特定のお店や特定のコンビニグループだけがそのような価格設定をしてしまうと、価格を据え置いたお店やグループに価格競争力の面で負けてしまい、結果として客数の減少による売上の減少になってしまっては元も子もないのでそのあたりは業界全体での足並みを揃える必要があると思います。

 

翻ってタクシー業界を見てみますと、深夜時間帯で割増料金で運転していないタクシーは見たことがないので、そのあたりは業界統一ということがされていると思います。

 

また、タクシーとコンビニエンスストアでの違いは、その使用頻度が違い、生活必需品を多く扱っているという点でコンビニエンスストアは圧倒的に利用頻度が高いため、簡単には割増をするというのも非難の声が上がる可能性が高いので、そこは情報発信をしっかりと行い、社会的な受入の枠組みを作っていくことが今後必要になっては来ると思います。

まとめ

深夜料金の導入は、業界によっては大きな影響が出ることもあるでしょうが、いずれにしても、物の値段がその原価やコストに見合った形で付けられることで、供給者側の持続性というものが担保されていくのではないかと思います。

【子育て日記】
先週末は、長男のサッカーの試合もあり神奈川に遠征。初めての遠出の試合でしたが、予定していたメンバーもこれ、試合にも勝ち本人満足!

 

神奈川ということも有り、嫁の実家に帰りにより、妹も大はしゃぎ。よく喋るようになっていたことに祖父母もビックリ。