仕事とやりがいのバランス

おはようございます。
川越・ふじみ野・富士見・三芳エリアで活動する公認会計士・税理士の榎本です。

 

最近読み始めた佐藤優さんの「先生と私」という本の中で、仕事について考えさせるシーンに出会いました。

 

ご本人とお父さんが将来のことを話している中で「仕事」について父がどのように考えているかをお話していたシーンです。

 

今日は、そのシーンに触れてみて感じた仕事や仕事のやりがいといったことについて改めて考えてみます。

仕事について考えてみると

平日は、毎朝決まった時間に起き、会社や自分の仕事場に向かい、普段仕事をしていると「仕事」について特に考えることもありませんが、先に書いたように本等を読んで「仕事」に対する人の考えに触れてみると自分自身はどうだろうと考えることがあります。

 

そして、自分自身にとっての仕事とは何かを改めて考えてみることはそれなりに意味のある事ではないかと思います。

 

そうすることで、自分自身の人生における仕事の位置づけやライフスタイルの目指す方向性が見えてくることもあります。

 

すなわち、仕事を中心の人生で行きたいのか、もしくは自分自身の人生の目的は別のところにあるので、仕事はあくまで人生の余暇を補完する位置づけなのかと価値観によって仕事の位置づけは変わってきます。

 

ちなみに、現在は、身分や出生で職業が選択される時代ではなく、誰しも職業(仕事)を選択する自由は保証されていますが、自分自身を取り巻く環境によっては時として選択の自由の幅が異なることがあります。

 

例えば、自分一人だけなのか家族や子供がいるのかいないのか等、周りの環境に配慮する必要がある場合などがそれにあたります。

 

子供小さいうちは転勤を避けたいとか、配偶者が正社員で働いているので、今のところに長く住み続けたいので、異動がなるべくない職業や仕事、会社を選ぶ場合など理由は様々です。

 

ここで、仕事の目的って何かと考えますと、大抵の方は、生活のため、すなわち仕事の対価を獲得することが目的ではないでしょうか。

 

対価は、労働者であればサラリーですし、事業者であれば報酬や代金と働き方で変わってきますが、詰まるところ、金銭との結びつきはが強いのではないかと思います。

 

一方、生活や子供を育てるのにお金は大事ですが、際限なくそれを求めるのではなく限度を意識することも大切です。

 

金銭に対しての欲求を際限なく求めてしまえば、仕事がどうしても人生の中心を占めるようにワークとライフのバランスを崩しかねません。場合によっては体調を崩してしまうこともあるでしょう。

 

個人的には、家族や子供との時間を大切にしたうえで、子供が学びたいことややりたいことができる程度の金銭が手元に残るような働きかたができることが理想かなと思っています。

 

どんなに稼いだところでも、使う時間がなかったり、無駄な使い方をしてしまっては本末転倒ですので。

 

このように自分自身の人生の目的や方向性を考えることで、どういった働き方をしたいか、どのような形で仕事をしたいかといったことがある程度見えてくるかと思います。

やりがいは必要とされることで得られる

仕事を考える上でもう一つ大事なのが、やりがい。

 

どんなに良い報酬や楽な仕事でも、自分自身がやりがいや達成感がないと、長期的には仕事への姿勢や仕事のクオリティーに悪影響を与えてしまうと思います。ですので、自分自身、仕事をする上でこのやりがいというモノも大事にしています。

 

ただ、このやりがいというものは、目に見えるものではなく、内面で感じるモノなので実感することで初めて得ることができるものなので、報酬のように成果と一体となって必ずしも発生が約束されているものではありません。

 

時には、成果としての報酬は得られてもやりがいを十分に感じられないこともあるりますし、逆に報酬はない若しくは少なくてもやりがいを実感することができることもあります。

 

この実感することに関して言いますと、冒頭書きました佐藤優さんの本の中で佐藤さんのお父さんが言われていたことが印象深く、やりがいを感じる何かヒントになるかと思います。

 

佐藤さんのお父さんの発言の中に、「仕事は嫌いではないが、退屈で、人に必要とされているという実感がない」という一文がありました。

 

ここで、仕事の実感を得られるエッセンスの一つに、人から必要とされる存在であることが挙げられるのではないかと個人的には思います。

 

つまり、仕事をした後に、「○○さんのおかげでよかったです」とか「ありがとうございました」とか簡単な言葉でもいいので、お仕事の相手から相手の素直な気持ちを言葉でいただくことで、結果として「人に必要とされている」といった実感を得られるのではないかと思います。

 

こうしたことは、金銭のような物質的なものではなく、内面的な報酬なので、人によってはそれほど価値を感じないかもしれませんが、自分自身、仕事を一緒にするのはあくまでロボットではなく人なので、こうした言葉での気持ちのやり取りも金銭的な対価と同じくらい大事ではないかと思います。

 

ですので、自分自身の仕事においても、一人ひとりのお客様との時間を大切にしながら、お互いが考えていることや思っていることをしっかりと伝えられる関係で仕事をしていきたいと考えていますので、お客様の数が増えすぎ、手が回らないような状況にならないように自分自身しっかりと管理していくことも併せて必要かなと思っています。

まとめ

仕事そのものはあくまで生活の手段であるという方が多いですが、その中で少しでもやりがいや達成感のようなものを得て仕事をするかどうかで気持ちの面でかなり違うと思います。

 

自分自身は可能な限り前向きな形で仕事をしたいと思っているので、今後も仕事の取り方や仕事への姿勢を考えつつ先に書いた気持ちを忘れないようにしていきたいです。

【子育て日記】
年末年始の休み期間中に下の子にまた少し成長が見られました。電車キターと電車行ったの2語文を話せるように。長男もそれを見て大喜び。少しずつですが成長してます☻