縦割りの弊害がないとひとり税理士

おはようございます。
川越・ふじみ野エリアで活動する公認会計士・税理士の榎本です。
先日、市役所に行った際に縦割りを強く意識させられることがありました。
税理士事務所でも規模が大きくなると同じようなことが起こるなぁと感じつつ今日はそのあたりについてアウトプットして整理してみます。

縦割りが起きてしまう要因やデメリット

縦割り組織、セクショナリズム等いい方は色々ありますが、この辺りは、組織が大きくなるとどうしても生まれてきてしまいます。
かつては、指揮命令系統がハッキリし、はまると効率的、効果的に業務がはかどるなど縦割り組織はメリットがあるといわれていましたが、昨今は、組織を横断的にみないと対応できない問題等が増えてきており、メリットよりもデメリットに着目されやすくなっています。

 

縦割り組織は、自分の仕事に対しての縄張り意識であったり、自己の組織を過度に保護しようという意識が強くなることで生じると考えられています。

 

民間企業の場合もそうですが、公的機関の方がこの辺りの色が強く出ている感じを受けます。
先日の市役所での住民税の納期の特例の申請に伺った際も、収税課かなと思って行ったのですが、最初は何の話ですか?というくらい
担当者の方の中で??が付いていました。
同じ税金を扱う部署でもお隣さんの業務をそこまで把握していないのかなと強く感じました。
一つとなりの税務課に行ったらスムーズに話が進んだのですが、目と鼻の先の部署のお話でも縦割りが進むと、ここまでの反応になってしまうのかとちょっと驚きでした。

ひとり税理士では、このような弊害が発生しない

税理士事務所でも、ここまでのことはないですが、ある程度別の課や別の部が何をしているかをすべて把握できているかというとそうでもないかと。

 

特に、人数が多かったり、人の異動がなく所属先が固定されていると、自分の業務以外については、同じ事務所の仕事でもわかりかねるといったことが出てきます。
そんな時、急な担当替えや退職に伴っての引継ぎが発生すると、うまく情報の共有や引継ぎができず、お客様にご迷惑をかけてしまうことがあります。

 

自分自身、ひとりを選択したことの一つに、このような情報の分断や情報の共有不足をなるべく避けたいこともありました。

 

ひとりでは、いただいた質問に関しての回答までの判断スピードや確認について、組織間でのやり取りもないのでスムーズに行えますし、縦割りの組織でもないので、(当然一人だから)横の組織が何をしているかといったことを考える必要もないので、個人的には楽だなと思います。
また、お客様の引継ぎもないので、情報の分断といったデメリットも当然ありません。
この辺りは、お客様にとってもある程度メリットはあるのではないかと思います。

まとめ

今回は、地元の役所で感じた縦割り組織について書いてみましたが、縦割り組織も、うまく機能すれば問題解決に向けた知識の結集であったり、技術の結集であるなど決して悪い面だけでないと思います。
このあたりは仕事を依頼する方一緒に仕事をする人の価値観によるものかなと考えられますので、今後もその点を意識しながら、自分自身の仕事を行っていければと思いました。

【子育て日記】
週末は、天気がぐずついたこともあり、外で目一杯遊ぶことができず、特に長男はストレスがたまっていた模様。
昨日、数時間実家で祖父母と遊んでもらい少しスッキリ。
妹は、週中の疲れがあったのかよく寝ていました。