差別化は、お客様側だけではなくそこで働く従業員も意識してすることも必要か!?

おはようございます。
事業をされていて、競合のお店や
会社がある中で売上を確保し、
利益を出していく一つの手段として
「差別化」は欠かせません。
そんな差別化について今日は考えてみます。

差別化とお客様

差別化をする上で、
誰を意識して行うかというのが
一つあるかと思います。
まず、どなたも意識されるのは
お客様だと思います。
競合他社との比較の中で
お客様に自分・自社を選んでいただく
という意味で差別化をしますし、
その方法はや考え方は様々かと。
・サービス内容での差別化ー飲食業の方であれば、
他のお店で扱わない食材を中心にした料理の
提供。自分が知っている珍しいお店ですと、
クエを売りにされているお店があります。
また、美容院の方であれば、お客様の髪染めの際に、
他のお店ではあまり扱わない、あるかどうか
わかりませんが、
植物由来で大変髪にやさしい等の染料を使ってみる。
・営業スタイルでの差別化ー自分もそうですが、
HPを自分で作ったり、ブログ記事などを書いて
現在では当たり前になったネットという
プラットフォームを使った集客活動を行うなど。
・営業範囲での差別化-同業他社では
カバーできていない範囲を調べて自分で
そこを商圏に加えるなど
・副業やサイドビジネスでの差別化-
本業とシナジーを生むビジネスを行うことで、
同業他社には、ない発想やアイデアを事業に取り込み、
お客様の課題解決に役立てるなど
いくつか例を挙げてみましたが、
これ以外にも経営者の方が今まで
経験されたことをビジネスに組み込むことにより、
他にはないアイデアを生み、
新しいサービスにつなげるなど
差別化には、様々な方法があると思います。

差別化と従業員

ここまでは、「お客様」を意識した
差別化を考えてきましたが、
自社の差別化は、何も「お客様」だけを
意識したものではないと思います。

 

先日訪れたとある介護施設では、
一義的には、サービスを利用する方を
意識して取り付けたIOTの機器
(物とインターネットが融合するという機器)が
結果的には、従業員の確保につながっているという
お話を聞きました。

 

そのIOT機器は、センサーで利用者の
状況を感知する仕組みになっていますが、
それは裏を返せば、今までマンパワーに頼っていた部分を
機器に置き換えますので、
働く従業員にとっては、時間の確保につながり、
結果として働きやすい環境が生まれます。
これが、結果的に他の施設との差別化になり、
働く従業員の確保につながっているということです。

まとめ

差別化は、ダイレクトに売上に効果を与えるものも
ありますが、今回伺ったお話のように、
長期的に安定した人材確保の状況をつくり、
それが、働く方の環境を変え、
その相乗効果として利用者の方の満足が高まり、
売上の増加につながることもあります。
ですので、差別化は、「お客様」を
意識した内容も重要ですが、
そこで働く「従業員」を意識したものも
同じくらい重要かなと個人的には思います。

【編集後記】
先日、都内の一角で見た園児たちは、
コンクリートの上で
鬼ごっこをしていました。
子供の膝や成長のことを考えると、
子供には土や砂の上で
遊ばせてあげたいなと思いました。