学ぶはまねる~ひとり士業として自律と継続~

学ぶはまねる

日々仕事をしている中で、同僚や同業の方ですごく参考になるなーとか
このやり方真似してみようと思ったことは、誰しも一度はあると思います。
そしてそのやり方を学び自分の仕事に生かし、効率化したり、質を上げたりすることに
つなげていけば、自分の仕事に幅や深みを持たせることにもつながると思います。
そんな、何かを「学ぶ」は、真似る(真似ぶ)が語源がということをご存知でしょうか。
これも、先日のブログで書いた高校の部活動の顧問が常々言っていました。
強いチームに勝つには、まずはそのチームのいいところを真似る(真似ぶ)ことが
大事だと。ただ、完全に真似するというのでは芸がないし、場合によっては、
難しいので(個人の能力やスキル、置かれた環境に差があるため)、
自分たちのチームの良さや味をつけることも同時に必要ではあると。
そこで、自分でも調べてみましたが、確かに「真似ぶ」とは、真に似せることであり、
辞書にも以下のように記載がありました。
学(まね)ぶ
①まねする。まねて言う。 「人の言ふらむことを-・ぶらむよ/枕草子 41」
②見聞きしたことをそのまま人に語る。 「さまざま-・び尽くしがたし/増鏡 あすか川」
③学問・技芸などを習得する。 「文才を-・ぶにも/源氏 乙女」(出典:三省堂)

何か新しいことを始める際にもまねること大事

翻って自分についてみると、普段の仕事や生活の様々なシーンで
参考になると思ったことは可能な限り真似して試し、自分に合っていれば
それを続けております。
世の中、特許などで、真似ると法に触れてしまったり、訴えられることもありますが、
たいていのことは、専売ではなく、誰しもが参考にしてよいものですので、
自分も積極的に参考になることは真似ています。
一方、何かを参考にして真似る際に重要となるのは、「自律」と「継続」かと。
自分で何か考え、生み出したものではないので、そのやり方や考え方が
非常に優れたものであっても、自分に合わないこともあります。
そこで、本当に自分でそれをものにしたいのであれば、
自分を律して、継続していくことが必要になります。
何か新しいことを始めても、三日坊主でだめでしたということは
昔からよく聞きますので、自分も何か周りの方で参考になることがあり、
それを新しく始める際は、「自律」ということを意識しております。
そして、継続していく中で、自分でアレンジして何らかの
形でお客さんや社会に還元できることが、一つの目標かと思います。

ひとり税理士というスタイルも真似ながら学ぶ

今回独立するにあたり、今後どのような形で新しいお客様を見つけていけば
いいかと模索していた時、自分でホームページを作ったり、
ブログを中心としたITツールを効果的に使い新しいお客様とのつながりを
見つけていた井ノ上陽一さんという税理士の「ひとり税理士の仕事術」という本に出会いました。
この本の中では、ひとり税理士としての仕事のスタイルや考え方等
今後の自分の方向性を考えるにあたり大変参考になることが書かれておりました。
詳細は割愛いたしますが、この本を読んで、自分が今まで独立するにあたって持っていた
漠然とした不安や事業を継続していく難しさを解決する糸口を見つけられたので、
大変参考になりました。
この本のタイトルは「ひとり税理士」となっていますが、税理士だけではなく
広くはフリーランスとして働く方にもつながる仕事のスタイルや考え方も含まれていたので、
今後ひとり仕事を考えている方にはおすすめの一冊です。
P.S.
井ノ上陽一さんが書かれているブログは、ひとりで仕事をする際の効率化、その他もろもろで
大変参考になります。