時代の変化と自己否定

おはようございます。
川越・ふじみ野・三芳・富士見エリアで活動する公認会計士・税理士の榎本です。普段、事務所や仕事帰りに最寄りの駅の本屋によく立ち寄ります。以前ブログでも書きましたが、大人になってから本を読む習慣がついたので、何か面白い本が出ていないかとちょくちょく立ち寄っては、チェックしてしまいます。

大企業と時代の変化

この本屋巡りの中でも、月曜日はちょっと特別で、ビジネス週刊誌(ダイヤモンド、東洋経済、日経ビジネス等)が発行されるので、表紙を見ては、何か興味を惹かれるタイトルのモノがないかと見ていますが、ここ最近は、これっといったものがなく特に買うに至っていませんでした。

そんな中、先日「おっ!?」と思えるタイトルのモノを見つけたので久しぶりに買ってしまいました。

そのタイトルはずばり、「日立と東芝~どん底を見た総合電機の行方~」

どちらも日本を代表する歴史のある超の付く大企業で、重電(プラント設備や発電所の大型設備等)から軽電(PC、白物家電、テレビなど)までを扱う「総合電機」といわれる電機メーカーで、日本人で知らない人はいないというくらい名が知られております。

そんな2社ですが、どちらも2000年以降は、リーマンショックや東日本大震災といった歴史的な出来事を機に、モノづくり中心の電機メーカーというよりもインフラやITサービスを中心とした会社に姿を変えてきたと、本の中でも書かれており、その中でも特に印象的だったのが、「自己否定で会社の業績を回復させることができた日立とそれができずに外部から経営者を招き解体的出直しをせまられた東芝」という2社の対比です。

時代の変化の中で両社とも過去の成功からどうしても抜け出せず、大きな赤字決算を何度か経験して、自己否定によって自社の目指すべき方向性を見つけられた日立とそれがうまくできず会計不祥事などを契機に外部の経営者を招聘し、解体的に出直した東芝ということが現在の社長のインタビューを交えてかかれておりました。

時代の変化で大きな会社変革を迫れらるのは、決して大企業だけの話に限らず、自分自身のような個人で士業として仕事をしている人にも当てはまるのではないかと考えさせられました。

税理士事務所と時代の変化

例えば、税理士事務所はひと昔前の考えでは、人を雇って事務所を拡大していくことが是とされていましたが、近年はPCを中心としたデジタル機器の発達やクラウドやITネットワークの発達で今まではマンパワーによっていた業務もそれらが取って代わることができる面が増えたので、一人税理士としてもある程度のお客様をもち、一人で対応していくことができる環境が整いました。

その結果として、税理士(代表)本人がお客様にサービスの提供をできる機会を増やすことができ、税理士資格を持っていない方が顧客回りをしている事務所との差別化を図ることにもつながり、税理士と直接コンタクトをとりたいお客様の要望に応える機会にもつながります。

また、従来の税理士事務所は、納税者であるお客様が、税理士に対して「○○先生」と呼ぶことが多く、納税者であるお客様と税理士が対等ではないような関係で成り立っているところが多かった印象です(今でもそうした事務所は一定数あると思いますが)。

しかし、自分自身独立前に地元の税理士事務所に勤めてみて感じたのは、最近は税理士事務所もサービス業として顧客満足度を上げることに力を入れないといけないなと、税理士事務所の変更といった形でお客様が離れていってしまうことにつながるなと個人的に感じました。

ただ、顧客満足度を上げるといっても色々な考え方があるかと思いますが、自分自身大切にしているのは、専門知識の提供はもちろんですが、それと同時にスピーディーで丁寧な対応やお客様の言いたいことの行間を読むといった、一般の会社では当たり前に行われているサービスの提供です。

税務・会計といったことは、専門外の方からしたら、わかりにくかったりすることが多いので、そういったことを聞きたいときにさっと丁寧にお答えするといったことを続けるだけでも、お客様にとっては、ご満足いただけるのではないかと思っております。

税理士資格を持たない従業員を雇い、その担当者に外回りをさせ、税理士の所長が外に出ない事務所の場合は、担当替えでサービスの質や担当者の経験に差が出てしまうことが往々にしてあります。こうした状況下では、お客様との間で知識や情報、経験が共有されないことが多く、お客様に不満や不安が生じてしまいがちです。

逆に、自分のような一人で運営している事務所では、税理士である自分が全て対応することで、そうした点で安心していただけますし、十分価値を感じでいただけると思います。

税理士事務所も従来の価値観だけで行動するのではなく、自己否定とともに新たな価値観に共感をするなどの行動を常に続けていかないと時代の変化の中で取り残されてしまうのではないかと思いました。

まとめ

時代の変化の中でお客様の価値観は変化をしており、お客様側もITの発達によってかつては中々アクセスが難しかった税務・会計の情報にアクセスしやすくなっております(中には誤った情報があるので気を付けないといけませんが)。

そんな中で税理士もその変化や機微に敏感になり対応をしていくことが今後求められるのではないかと自戒の意味も込めて感じております。

 


【子育て日記】
最近、娘がポポちゃん人形を保育園に持って行くと言って聞きません。あと、指しゃぶりも未だに。保育園の送り迎えでも、他のお子さん見てもみんな直っているのですが。赤ちゃん気分が抜けないよう…

最近長男は、9月の誕生日で買ってもらったゲームにぞっこん。何が何でもその日の制限時間一杯までゲームをやりたいようです。ただ、そのために何事も行動を早く起こせているから、そこは感心。見習わないといけないと思うとともに、目が悪くならないように気を付けてあげないと。