味の素が実践した残業削減の取り組みとその後について考える~目標達成と原点回帰~

おはようございます。
川越・ふじみ野エリアで活動する榎本です。
気づいたら、令和に改元して1か月がたちますが、
所々で令和で書かれた日時表記を見ると
改めて、平成は過去のものだなとしみじみと感じます。
さて、ここ一週間ほど、
日経新聞の電子版ストーリーで
掲載されていました
味の素の「残業なし奮闘記」を読んでみて
色々と考えさせられることがあったので、
まとめてみました。

まずは何事もがむしゃらに取り組む

どの会社でもそうですが、
今までの働き方を見直し、時間削減や
効率化をしようとなった時は
それなりにエネルギーを必要としますので、
まずは、がむしゃらになって取り組むことが
求められると思います。

 

「がむしゃら」という言葉を久しぶりに使いましたが、
子供などを見ていると、がむしゃらに
なって何かに取り組んでいる時は、
とても集中していますし、スムーズに
ことが運んでいるようにも思えます。

 

普段やっていた仕事を一つずつ見直し、
その仕事は必要かそうでないか、
どの仕事にどれくらい時間がかかっているのか、
社内の業務、社外の業務ではそれぞれどれくらいの
時間配分になっているか等々、
各自が視点を変えながら、業務の見直しを図り、
無駄に時間がかかっているものや
そもそも不要な業務などを見直すことで、
一人一人の業務全体がスリム化していきます。

 

こうすることで、
全体として無駄がそぎ落とされ、
結果として会社全体で
残業時間が減っていく形になると思います。。

 

ちなみに、味の素を例にとると、
ワースト2の時間くい虫は、「移動」と「会議」
だったそうです。

 

翻って自分について振り返ると、
「移動」は場合によりますが、
「会議」は勤務していたどの会社でも
比較的多かった印象があります。

 

会議も時間をしっかり決めて、あくまで
重要な事項の決定の場とすべきであり、
コミュニケーションのための場という
位置づけを強めてしまうと、無駄に時間を
費やしかねないので、今後このような事例を
見かけたら個人的には独立した事業者として
アドバイアスができればと思います。

一つの目標を達成できたら、原点に戻ってみる

さて、何事もがむしゃらに取り組み
残業削減という目標が達成できてくると、
従業員をはじめ、その家族に今までに
なかった時間が生まれ、最初は皆さん
満足されるかと思います。
たた、人間は欲張りな生き物なのか、
その環境が当たり前になると、
「もっと」を求めます。
味の素でも無駄な業務時間を見直した結果、
7時間45分だった通常の業務時間を
7時間15分に短縮でき、次なる段階として
7時間を目標として動いていました。

 

しかし、ここにきて、
その7時間という目標を
一旦取り下げました。

 

というのも、無駄な時間を削減し、残業を
減らしてきた本来の目標が
何なのかということに改めて
立ち返ったところ、
残業削減は、あくまで一つの通過点であり、
最終的な目標ではないと認識したからです。

 

最終的には、無駄な時間を削減することによって
生産性を向上させ、会社の競争力を高め、世界で戦える
会社になるということが、出発点(原点)だったので、
ここを忘れないように、今後の働き方改革を
進めていくようです。

 

自分の経験上、何か目標を立てると
ひとまずはその目標に向かって進みますが、
それが達成できてしまうと、その次へと
なりますが、味の素の話を読んで考えさせられたのは、
「次」も大事だが、「原点回帰」という
意識を持ち、今回達成した目標のそもそもの
目的は何だったのかを考えることも
大事だなと思いました。

まとめ

目標を掲げ、その目標を達成し、
改めてその目標を立てた目的を見直す
というサイクルは、今回のお話を通じて
学べた一つ大事なことだと思いますので、
今後は、自分の仕事だけではなく
お客様と仕事をしていく中でもこのお話を
参考にしていければと思いました。

【子育て日記】
昨日の長男坊は、朝の公文の宿題をいつもよりちょっぴり多く、
自ら進んで出来たのに妻共々感心しました。
妹は、週末なのでお疲れがたまっていたのか
保育園からの帰りの車でグッスリzzz