確定申告税理士無料相談会に行ってきました

確定申告無料相談会

先週金曜日に川越税務署で実施された
確定申告の無料相談会の税務相談員をしてきました。
この無料相談会は、毎年、確定申告が始まる2月~3月にかけて
税理士会が行っている税務支援活動の一事業です。

場所は、税務署や市区町村の役所等で行っています。

詳しくは、お近くの税務署でご確認ください。
また、「〇〇市 確定申告」とスマホで検索すると出てくると思います。
さて、この無料相談会は、毎年開催されており、
各税理士会に所属している税理士が持ち回りで行っていますが、
以前の事務所では、所属の税理士が何名かいらしたので、
自分にお鉢が回ってくることはなく、今回が初めての体験でした。

人間だれしも初めてのことは、少し緊張するもんですね。

以前、この相談員をした人から聞いたのは、とりあえず
手書きで作成した申告書や決算書のチェックであったり、
申告書や決算書に書いていないところがあれば
手書きで作成を手伝ったりと、
普段パソコンですべて作成している自分にとっては、
勝手の違いもあるので、どんなものかと少し不安でした。

当日行ってみると

自分が担当だった日は、まだ2月の半ばなのでそれほど混んでいないだろうと
思ったら、大間違い。
行ってビックリ(*_*)
結構の数の方が、順番待ちしており、税理士会の相談員は
自分も含め8名で対応していましたが、ひっきりなしに

納税者の方がいらっしゃったのには、驚きでしたΣ(゚Д゚)

川越税務署管内の市区町村は、
川越市、富士見市、坂戸市、鶴ケ島市、日高市、ふじみ野市、三芳町、越生町、毛呂山町
の6市3町(約80万人)をカバーしているので、納税者の方もそれなりにいるといことを
改めて感じました。昼休憩の1時間以外は、ほぼ空くことがない中で自分の記憶では、
およそ10人くらいの納税者の方に相談に応じられたかと。

印象としていくつか残ったことを書きます。

①高齢者の方が比較的多かったです。改めて高齢社会の日本の現実をまのあたりにしました。ただ、皆さんご自身で資料をまとめられており、中にはパソコンでしっかりと取引記録をまとめられていたのには、少しビックリ(*_*)

②マイナンバーは、記入されているが、マイナンバーカードまで作られている方は、そこまでいらっしゃらず、大体の方は運転免許証等での本人確認をする形でした。新聞などでも報じられているように、マイナンバーカードの普及が改めて進んでいないことがうかがえました。

③e-tax(電子申告)をご存じでない方が多かったです。パソコンが使えるのであれば、一歩踏み込んで電子申告されれば、わざわざ税務署まで足を延ばさなくてもいいのにと思いました。

今回の相談会を振り返って

今回は、無料相談員として一般の納税者の方と直にお話できた中で、
一般の納税者の方がどのようなところに不安を感じたり、

疑問を持たれたりするかということが分かったのは、良い経験となりました。

また、こちらが普段使っている用語には、
いくつも専門用語が含まれているので、
それらをなるべく簡単でわかりやすい言葉に置き換えて説明していくことが

必要と再確認できただけでも収穫だったかなと。

今回の経験を今後の経理・税務のサポートをして行く中で生かして、
納税者の方にわかりやすい言葉で伝えていきたいと思います。