繰延資産について~会計上と税法特有のもの~

繰延資産に登場するアーケードをイメージしました
おはようございます。
先日ご紹介した開業費に関連して
普段あまり聞きなれない繰延資産について
今日はご紹介します。

そもそも繰延資産って何?

繰延資産は、「支出の効果が
支出後1年以上にわたって及ぶもの
政令で定めるもの」とされています。
法人税法、所得税法のいずれも書きぶりは
同じで、ちなみに「政令」は、それぞれ
そこに例がいくつか列挙されています。

会計上と税法特有のもので大きく分かれる

ここで、繰延資産については、会計上のモノと
税法特有のモノで大きく分かれ、費用化の方法も
異なってきます。

会計上の繰延資産

1つは、先日ご紹介した、開業費のように
①60か月で除して事業年度の月数に応じて
均等に処理するか
②任意の償却かを選択することができる
グループのもので、
これは、個人では、開業費と開発費
法人では先の2つに創立費と
株式発行費、社債発行費が加えたものと
なります。

税法特有の繰延資産

もう1つのグループは、税法で
その処理が決められているもので、
例えば、先日ご紹介した礼金なども
こちらのグループに入ります。

その他には、モノづくりのお仕事を
している方であれば、
製品を製造したりする際の
工法や設計などに関して特許や
ノウハウの費用を一時的に支払う場合も
一定期間にわたり、
その支払いの効果がありますので
繰延資産に該当します。

また、商店街等で商売をされる場合に
共同でアーケードなどの設備を
改良・設置する際の負担金なども
こちらに該当します。

それ以外にも
いくつか細かく分かれているので、
すべてここで列挙しませんが、
詳細はこちらに書かれています。
また、費用化の方法もその内容によって
異なってきますので、
それらについては、こちらでご確認ください。

前払費用と繰延資産の違い

また、繰延資産の処理とよく似たものに
前払費用がありますが、
こちらは、支払が済んでいますが、
まだその対価に伴う役務の提供を
受けていないという意味で区別されます。

例えば、1か月分の家賃の前払いの場合は、
その支払い対価としての建物などの施設の利用は
支払後に行うため、まだ支払に見合った
見返りに相当するものをいただいていないという
形で理解いただくとわかりやすいかもしれません。

一方、繰延資産については、支出の効果が1年以上に
渡って及ぶと書きましたが、
支出にかかる見返りはすでに受けているという点で
前払費用と性格が異なります。

【編集後記】
昨日は、事務所に忘れ物をしたので
取りに帰るはめに
ちょっとした心がけ1つでその後の時間に
大きな差が生まれることを改めて実感しました
ちなみに朝も子供達の連絡帳を家に忘れて
しまいました、、、(´;Д;`)

平日晩酌禁止ルール29日継続中